アスベストに関して

たまには建築士らしい記事を。

最近リフォームとアスベスト問題が注目されていますが、今日はアスベストに関して。
怖いなあ~と感じてしまいますが、
それがあるだけでは何も健康被害は起こりません
から、報道に惑わされず、また、敏感にならないように、これを読んで参考にしてください。

主にどんなものに使用されているかというと、屋根のスレート瓦、波形をしたスレート板(工場や倉庫の外壁や壁に良く使用されている)、Pタイル といわれる30センチ角の床材、吸音のための音楽スタジオや機械室など、内外壁問わず使用されています。また、木造やRC造に関しては大丈夫ですが、一部の重量鉄骨造の建物には、耐火被覆目的で吹き付けに使用されていまして、1980年ぐらいまで使用されています。
建物に関して、民間、官庁を問わず使用されています。住宅に限らずオフィスや学校、役所など幅広く使われてきましたが、15年ほど前からノンアスベストの商品が出回ってきまして、現在はほとんど使われていません。

報道を見ていると、その商品があるだけで健康被害があるように感じますが、そうではなく、
アスベストが含有している製品を取り除くときに粉塵が舞い上がり、吸い込む危険性がある、
ということです。
なので、マンション・戸建てを問わず、住宅ではほとんど使用されていないので危険性は少ないですが、ビルや学校などでは、内壁材に入っている場合が多いですから、自分で取り外さず、業者にお願いして改修してもらったほうがいいです。

アスベスト製品ですが、含有しているかどうかは見た目の判別が難しいです。それが作られた年代でだいたいの判別はつきますけどね。でも基本的には解らないので、それを分析してもらうんです。公共工事の場合はやりますが、民間だとやらないでしょうね。1検体3万円ぐらいしますから。
それで黒が決まれば、マニュアルに沿って撤去です。
マニュアルだと、アスベストが含有している製品を取り除く場合、その部屋を塞ぎ、防塵マスクをして、ヘパフィルターという換気をしながら取り除く、と書かれています。公共工事や大型の改修工事ならやるけど、小さい現場ならどうかな~という感じです。当然費用はかかりますし。

なので~
解体工事や改修工事の際に、アスベストの粉塵は舞い、危険ですから、あまりそういう場所には近づかない
ことと、
15年以上経った建材は、自分で剥がさない、
に気をつければ大丈夫ですから、過剰に心配しないでくださいね。

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